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ダイスターグ卿の邸宅
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The Short Story ~市を愛する者達よ 第9話~
2007/10/27 (土) 13:10:39 テーマ:FrontMissionOnline - ジャンル:オンラインゲーム
このショートストーリーフロントミッションオンラインを題材にしたフィクションです。

オークヒルズ市における爆弾爆発より12日後 10:00 ハフマン島 バリンデン O.C.U.高等弁務官府 CISUオフィス

翌日、私はCISUオフィスに出勤していた。
シルバーがいたのでとりあえず現状の報告はしておく。
「そうかい、引き続き調査しておくれ。」
「あ、ああ。」
どうも拍子抜けだった。
御世辞にも調査は順調とは言えないのだ。
シルバーはこんな時指示や助言を欠かさないタイプの上司なのだが。
「何か指示とかないのかい?」
「そうさね、事が政界に及ぶことによる危険性だけは認識しておいておくれ。」
「上から何か言われたかい?」
「否定はしないがね、あんたが知る必要は無いだろ、つまり、そういうことさね。」
「、、、。」
どうもしっくり来ない。
が、仕事をしない訳にもいかないのだ。
私はオフィスを出てオークヒルズ市へと向かった。
ファスナーから会見の申し入れがあったからだ。


オークヒルズ市における爆弾爆発より12日後 11:30 オークヒルズ市

私はオークヒルズ市にやって来た。
考えてみれば戦闘で何度か来た事はあるが、ヴァンツァーに乗らずにここへ来たのは始めてではなかろうか。
(ファスナーとの待ち合わせまではまだ時間があるな。)
私は少し市内を歩くことにした。

まだ工事等続いているらしいが、市内は活気がある。
いや、工事等あるから活気があると言うべきなのか。
電気店の前を通りかかると、テレビでマッケンジー市長に関するニュースが流れていた。
「次のニュースですが、マッケンジー市長は昨日のオークヒルズ市議会にて演説し、爆弾設置禁止問題に関し強硬姿勢をあらためて示しました。」
『皆さん、ここオークヒルズ市そしてハフマン島はU.S.N.やO.C.U.の火遊びの為にある訳ではありません、我々は何者にも脅かされずに生きる権利があるのです!』
「対照的にホワイトリバー市は『今後も市民の安全を主張していく』と短いコメントを発するにとどまっており、ホワイトリバー市議会からはマツダイラ市長のさらなる積極姿勢を求める声も出ています。」


オークヒルズ市における爆弾爆発より12日後 12:00 オークヒルズ市 某所

私は再びファスナーと会っていた。
「どうしたんだ急に?」
「いや実は結構怪しいネタを掴んだんでね。」
「何が起こってるんだ?」
「あの後両市長の資金繰りについてちょいと調べてみた。」
「資金繰り? 両方とも選挙はまだ先じゃぁ、、、。」
「前の選挙から今日まで調べてみたんだ、そしたら、一見利権の類とは縁遠い団体からの献金や人的支援が結構見つかってさ。」
「利権の類とは縁遠いって、どんな団体なんだ?」
「それが環境保護団体とかが多くってさ、それも有名なとこじゃないんだ、俺もこの取材まで聞いたこと無い名前ばかりでさ。」
「今も献金や支援が続いてるのか?」
「ああ、そこなんだが、最近マツダイラ市長側に対するのは途切れたらしい、しかも市長の方から断ったとか。」
「何故だ?」
「分からん、俺の情報源も首を傾げてたよ。」
「それらの団体、実体あるのか?」
「全部調べたよ、結論は全てペーパー団体だってことだ。」
「誰が代表かも分からないのか?」
「ああ、正直ここまで徹底してペーパー団体作ってるのには驚いたよ、なにせ50以上あったが、全て連絡先や住所は蛻の殻でさぁ。」
「最初からペーパーか、それともお前さんの取材に気づいて姿を隠したか、、。」
「俺の取材に気づいてってのは無いと思う。」
「何故だ?」
「ホワイトリバー側の取材はU.S.N.の知人の記者に頼んだんだ、そしてお互い別々に動いてた、なのに両方でペーパーと分かるってことは、最初からペーパーなんじゃないかと思う。」
「両方最初からペーパーだったのはいいとして、マツダイラ市長がそいつらと縁を切ったのが気になるな。」
「マツダイラ市長といえば、最近妙に爆弾設置反対運動に消極的になってるんだ、それも関係あるんじゃないかと睨んでるんだがね。」
「ただ、献金や支援切られて態度変えるのなら分かるが、市長の方から切ってるってのは普通じゃないな、市長の方には取材してみたのか?」
「両市長にしてるが、なにせ献金や支援自体は合法で、後ろめたい所も見当たらなくてさ。」
「ペーパー団体からの献金や支援は後ろめたくないのかい?」
「見返りに何かしら便宜を図ってればな、ところがそれが何も無い、環境問題への取り組みは両方ともはっきり言って普通だよ。」
「あとは、そのペーパー団体を何とか追うしか無さそうだな。」
「俺もそう見てる、ところでそっちの収穫は?」
「ハフマン裏社会の関与の可能性は限りなく低い、それだけは分かった。」

~つづく~
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